ルータービットについて
※ご注意※ |
特徴
・超硬合金の刃先で長切れします。超硬合金は主にタングステンカーバイドとコバルトの合金である非鉄金属で耐摩耗性に優れています。
・アンチキックバックデザインを採用していて安全面に配慮された設計です。
・ビットのボディは焼き入れ済み鋼。
・高精度での製造で最高毎分25,000回転で作業可能です。
ルーター本体へのビットの取り付けについて
ビットの軸をルーター本体のコレットチャックに十分差し込みます。差し込みが浅いとブレが生じたりビットの脱落が発生して事故の危険があります。保護メガネ、フェイスガードなどは必ず着用するようにしましょう。
インチ規格製品はミリ規格製品と互換性はありませんので規格にあったコレットチャックを使用して下さい。
コレットチャックを締めるレンチはサイズの合致するものを使用しないと器具を傷める原因となります。
その他
・1インチは25.4ミリと定義されています。約25.4ミリという表記をしばしば目にしますが間違いです。
・当ショップの商品説明画像内の寸法表記はルータービットを実測したものです。精度0.05ミリのノギスを使用していますので、0.05ミリを除く100分の1ミリ以下の位には誤差があります。
・商品に製造国の表示や原産地証明書の添付は見当たりませんが、輸出書類のインボイスの原産地表示にChinaとありますので中国での製造と判断できます。
メンテナンス
・日常のメンテナンスは使用後にビットに防錆オイルを軽くつけておけばOKです。
・ヤニの除去に溶剤系のクリーナーを使用した場合に塗装面を劣化させることがあります。
刃先の研ぎ直し
切れ味が鈍ってきた場合はダイヤモンドファイルを使って研ぎ直すことが可能です。その場合は角度がついている側(接線方向の面)を研磨します。
ということは、厳密にはビットの直径が小さくなることになります。特にベアリング付のフラッシュトリムビットなどの場合はベアリングと刃先に段差が生じることになります。型板よりもほんのわずかですが大きく切り出されることになるわけです。その差が許容範囲を超えたと判断した場合は買い換えになります。その意味では研ぎ直しで切れ味は回復しても消耗品ということになります。
角度のついていない側(中心線方向の面)は面積が広く、専用の研磨機械でなければ超硬合金を研磨するのは困難です。職人相手の金物屋さんの多くは、刃物の研ぎの依頼を受け付けていますので持ち込んで相談してみるのも良いでしょう。
ただし、研ぎ方については上記とは正反対の考え方もあります。つまり角度のついている側は研がず、角度のついていない方を研ぐ方法です。ビットの形状、固定方法など条件が異なれば研ぎ方を工夫してみる必要があります。